20世紀少年を観ると小学生の頃を思い出す
6年生になって新しく友達になった、青森から転校してきた女の子との思い出
その子には(おそらくギャルの)お姉さんがいて、
小学生ながらポップティーンを読んでいたりクラリネットを吹けたり、極細のキラキラポスカを使って書く手紙はもちろんギャル文字
姉もいないし北の地でつまらない毎日を送っていた私にとっては衝撃的で、大人びている彼女が憧れの存在だった
彼女に大いに影響された私は親をどうにか説得してポップティーンを買ってもらったし、これまた彼女が使っていたsingoの0.28の極細ボールペンを買って絵を描いたりした(このペン今でも買い続けている)
中学生になったらクラリネットを吹きたいと思った
そんな年の夏休み、仲の良い友達を誘って3人で映画を観ることに
その時に選ばれたのが20世紀少年だった
当時上映されていたのは第3章つまり最終話で、1章も2章もみたことのない私と友達に「初見でも面白いから大丈夫」とかなんとか言われて観た気がする
意味不明で怖い映画だった
これ以来のっぺらぼうとお面が嫌いになった
でも面白かったと言った
これを面白いと思う感性がよくわからなくて、黒幕の正体をいきなり突きつけられたけれど、どんな話なのか気になってブックオフで漫画を全巻買った
私が親だったら20世紀少年を読む小学生女子はちょっと心配する
その後テレビで放送されていた1〜3章を観ることになる
初めて通しで観て、よくこんな映画を小学生で観たなぁと
血は吹き出るわ陰謀論やら化学兵器が出てくるわ危ない大人も出てくる
面白さがわかる訳ないだろう笑
私は女だし平成の時代を生きていたからケンヂたちのような小学生時代を送ってはいないけど、この映画を観ると私も小学生のあの頃を思い出すから懐かしいと思うんだよなあ
今どこで何をしているのかわからない思い出の存在となった彼女
あの閉鎖的な教室にいた私たちに新しいカルチャーをもたらした彼女もまたお姉さんに影響されていて。
ギャルはやっぱり最強だよ
【day4 タイトルに数字が入る映画】
20世紀少年<第1章> 終わりの始まり(2008)
20世紀少年<第2章> 最後の希望(2009)
20世紀少年<最終章> ぼくらの旗(2009)